MOD

 MODとはmodify(改造する)の略で、様々な改造プラグラムの総称ですが、BGシリーズでは有志の手によって様々なMODが発表されています。MODときくと否定的なイメージを持っている方が多いと思いますが、オンラインRPGでキャラをカスタムしてゲームを台無しにしてしまうようなものとは違って、BGライフをより豊かにするものがいくつもあります。もちろん英語なわけですが、日本語版に導入しやすいものもいくつかありますので、そこらへんを中心にいくつか紹介したいと思います。BG2は死ぬほど遊び倒したという方や、英語はちょっと・・という方、試してみてはいかがでしょうか。僕自身英語は苦手なので間違ったことを書いているかもしれません、ご容赦を。


WeiDU.org: Infinity Engine Utilities and Mods

 まずお勧めなのは、こちらの一連のMODです。MODを入れるときに困るのは、MOD同士が干渉をおこすのではないかということですが、ここに紹介されているMODはいずれも共存させることが可能で、また、そのまま日本語版にインストールすることができます。TeamBGによる大作追加シナリオThe Darkest Day(TDD)との共存も可能とのことです(こちらは日本語版に入れるのは厄介)。TDDも入れる場合はTDDを先にインストールしましょう。
 このページには上から順番に、Ascension、Sola、Valen、Ease-of-Use、Item Upgrade、Tactics、Spell-50の7つのMODがあります。一番上のAscensionならDownload the Ascension/WeiDU Mod (version v1.4.16, size is 783K)からダウンロードできます。
 インストール方法はだいたいどれも同じで、落としてきたファイルを開くと場所をきかれるので、BG2を入れてあるフォルダを指定しましょう。そうすると、そこにSetup〜.exeというファイルができるので、それをダブルクリックするとインストールが始まります。まず言語をきかれるので(きかれないのもあったかな)、しかたないから英語を選びます。で、インストールしていいですかときかれるのでYesを選べばOK、簡単ですね。で、終わったらリターンキーを押してやれば窓が閉じると。アンインストールは再びSetup〜.exeを実行して、アンインストールを選んでやればよい。
 これで、通常は日本語で、MODによって新たに作成された部分は英語で表示された状態でプレイできます。
 それぞれのMODについて若干説明を。
Ascension
 これは有名かと思います。ToBで登場するボスキャラたちが凶悪化します(アバジガル戦がいい感じです、ドラゴン×2)。まあボスたちはそれほどすごくはありませんが、ラスト激しくて楽しいです。
Sola
 Solaとは、SoAで登場するソラウフェンのことで、彼を仲間に加えられるようになります。ウスト・ナーサでのドラゴンの卵をめぐるクエストをクリアして、街を離れる際に仲間にしてくれと言ってきます。ドロウのファイター/メイジで、CGかCNです。ドリッズトタイプのドロウで、いいやつです。地上のクエストでもけっこう喋るので、早めに2・3章は早めに切り上げてアンダーダークを目指すが吉。
 主人公の種族、性別によらず(?!)ロマンスが発生する。ソラウフェンに話し掛けることによって、ロマンスの進行を中断させることができます。僕はさっさと止めてしまったので、どういう内容なのかはわかりません。
 ロルスからの追手が三度にわたって襲撃してきます。二度目のものはイベントが起こる場所によってははまるかも。セーブデータは常にちょっと前のもとっておきましょう。三度目のはほんとに勝てるのかというような難易度、ってかアセンションのメリッサン戦よりつらいです、僕は勝ててません。このイベントはセンダイかアバジガルのいずれかを倒したあとに起きますが、ソラウフェンからの警告を受けたあと、彼に話しかけることによって、戦闘そのものをキャンセルすることが可能です。
Valen
 ボーディ配下のヴァンパイア・ヴァレンが仲間になります。2・3章でボーディ側につくことが条件。ヴァレンはF/Tで、CE。実にCEっぽくて困ったやつです。一方的に襲われるのはしょうがないとして、あっちこっちで勝手に喧嘩を売るのが問題。経験値の増加に伴い、ヴァンパイアとしての能力が成長していきます。成長のメインは武器として装備している爪の強化。左手にクロムファエルを持たせて、爪で攻撃させるとやたらと凶悪です。
 ほっておくと、自動でハイド・イン・シャドウ、ファインド・トラップをしてくれます。ついでに敵をみつけると即攻撃をしかけ、また敵を魅了しようとします。これらの行動は、ヴァレンに話しかけることによってやめさせることが可能。
 経験点250万で、いささかベタな名前のヴァンパイアハンターたちに襲撃されます。これまたけっこうきつい。とはいえ勝てるレベル。いつ来るかはわかっているので態勢を整えて迎え撃ちましょう。
 なにはともあれ、ソラウフェンともども強力な仲間です。
Ease-of-Use
 いくつもの変更をパックにしたものです。経験点リミットをなくす、複数の本拠地イベントを進められる、シルバードラゴンの魔法によってドロウの姿にならない(グラフィックの変更がバグの元になっているかららしい、進行に変更はありません)、序盤の見飽きたイベントシーンをカットするetc.etc.。
Item Upgrade
 アイテム合成がいっぱい追加されます。強いのは間違いないですが、バランスを壊すほどのものはなくて、最終武器の選択肢を増やすものだと言えると思います。もちろんトータルでみればまちがいなくパーティーの強化になりますが、ここにある4つの敵を強化する(あるいは強い敵の出てくる)MODを入れているなら、敵だけでなく自分たちを強化するのも悪くはないでしょう。
Tactics
 あちこちのダンジョンの敵が強化されます。最初のイレニカスのダンジョンからしてつらい。MODに挑戦していきなりこれだと挫折したくなるかもしれません。とりあえずはこれ以外の6つを入れてみればいいかも。まあ、ゲーム途中でも抜けるのでつらいと思ったらやめればいいでしょう。
Spell-50
 呪文の性能は術者のLvによって決まるものが多いですが、その上限は20Lvになっています、それを撤廃します。これは敵・味方双方のかけた呪文に適用されることに注意。ゲームのバランスが変わってくるので、入れる入れないは好みのわかれるところでしょう。



Shadow Keeper




The Darkest Day







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